タイトル買いした本の著者が、カエレバの作者でした。結構驚いたマサオカです。
【書評・読書エッセイ】
この記事は、ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座 (著:管家伸)の読書エッセイです。
この本にかかれているマインドセットで実践をしていけば、ブログ運営は面白くなりそうです。
読み手に、お役立ち情報を無償提供するホスピタリティのスタンスがファンを作っていきます。ファンが増えてから、収益化をしましょう。
というふうに、ただのブログを人気ブログに育てていく過程を、経験を踏まえ順を追って説明してくれています。
この前に読んだ沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉でも、「読み手のことを考えれば自ずと上位表示される」とボーンは言っていました。
とか一喜一憂していた自分にとっては、違うの視点からサイト運営を考えるきっかけになりました。
マサオカ
読み手のことを第一に考えたブログ作成がテーマ。記事を書くときの考え方からテクニックまで、しっかりと書かれていて参考になりました。
今回は、この本を読んで自分が感じたことを、アウトプットの一環として紹介します。
この記事のもくじ
どんな内容?ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座
この本は、自分らしさを出してファンを作っていこうという中長期的なブロク作成術が紹介されている本です。
ブログでとにかく早く稼ぎたいって人には向きません。即効性の高いテクニックを求める方にはマッチしません。
というか、ブログを初めて数ヶ月でまとまった収入を得られるようになる人ってかなり稀ですけどね。そういうことができる人ってセンスの塊だと思います。
はじめは収益化を行わない理由
読者心理で、収益化されている記事はシェアが起こりにくくなります。そういう意味で、マネタイズ化は後回しだと書かれています。
人気ブログになるまでは、収益になるようなものは全て排除して読者心理をつかむという、徹底した「ファン獲得」特化のブログ指南書。
ファンを獲得するために魅力的な記事を書く手順とテクニックや、潜在層をファン化させていくための考え方がたっぷりと書かれています。
なんというか、ビジネスにも当てはまる顧客育成論ですね。
誰に向けて書く?【思考】
この本は、リピーターの多いブログを育てることを目指しています。新規よりリピーターの数値を重視しようという方針です。Twitterのフォロワー数を目標にすることも。
ブログは検索エンジンに向けて書くものではない
集客を検索エンジンに頼りすぎると、ブログのアクセス数がGoogleのさじ加減1つで大きく変動してしまうのです。検索エンジン対策だけにこだわらず、他のルートからの集客を意識しましょう。
ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座 (著:管家伸)
p101 集客をリピーター増加につなげる より抜粋
これに関しては、「このブログにファンをつけたい!」という発想があまりなかったので全く考えていませんでした。
仕事をするときにはリスクヘッジを考えているつもりですが、ことブログに関しては考えていなかった(^^)
「私のブログはお悩み解決系の記事が多いから、リピーターが増えにくいのはこういうものかなー」
と思って納得していたのですが、そういうブログでもファンになってもらえる方法あるんです。
流入を検索エンジン一本に頼るのは危険!
目標にする指標はPV?それとも…
何かを動かすときには、目標設定は必要です。
このブログで注視していた指標は、勉強したSEOやWebライティングを試したいという気持ちがあって、総PV数や、自然検索の流入率、キーワードを重視してPDCAを回していました。
新規記事を上位表示化させる勉強はしていたつもりだったのですが、自分らしい文章を書こうとは思っていなかったです。
アナリティクスの目標は何を設定する?
あなたもきっとGoogleアナリティクスで目標を計測していると思います。
企業が設定する目標は「問い合わせ」だったり「商品の購入」ですが、問題なのは個人ブログの目標。
私はこの目標設定をすごく悩んでいました。
このブログでは、「3PV以上閲覧してくれた人」をCVの目標としてましたが、あまり意義を見いだせてなかった。
リピーターを増やす一番良い方法は、読者が喜ぶ記事をポストすることはもちろんのこと、読者にブロガー自身のことをよく知って貰うことです。
中略
GoogleAnalyticsの目標には、プロフィールページへの到達を設定しておくことをお勧めします。ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座 (著:管家伸)
p174 GoogleAnalyticsの目標機能を利用しよう より抜粋
プロフィールページを閲覧した人の数をCVとして捉えていて驚きました。
これは参考になると思って、私も目標をプロフィールページに置き換えたのです。
すると、どうでしょう。CVはゼロになったじゃありませんか/(^o^)\
まだ、そういうブログにできていないということです。自分の位置を知りました。
文章力の鍛え方【テクニック】
自分の文をふりかえると、このブログは説明・解説が多くて自分らしさが出ていない。その説明の中に「自分の考え」を添えることで、自分らしさが出せます。それがブログの特徴になるのです。
この本には、そういったテクニックの話も出てきます。
タイトル選定や、文章を締めるのって難しい
詳細をここで書くとネタバレになるので伏せますが、実際にブログを書いた人にしかわからない悩みってありますよね。読んでいて「あるわー」と思っていました。
文章をどう締めるか、なんて毎回悩んでます。
こういう悩みがコンテンツごとに解説されていて助かりました。
書評を書いてみる
読書が趣味の場合、読んだ本の内容を自分のものにするためにはアウトプットが一番。更に1記事作れるというなんという一石二鳥。
これは、精神科医が教える読んだら忘れない読書術(著:梶沢紫苑)にも、物事を忘れない秘訣は1週間に三回アウトプットすること!と書かれてあり、当たり前だけどその通りだなーとぼんやりと考えていました。
本を読んで「1週間に三回アウトプット」すると記憶に残る。これが脳科学に裏付けられた記憶の法則です。
では、具体的にどんなアウトプットをすればいいのでしょうか?
読書に関して私が行っているアウトプットは以下の4つです。
- 本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く。
- 本の内容を人に話す。本を人に勧める。
- 本の感想や気付き、名言をFacebookやTwitterでシェアする。
- Facebookやメルマガに書評、レビューを書く。
精神科医が教える読んだら忘れない読書術(著:梶沢紫苑)
第二章 4つのアウトプットで記憶に残す~「アウトプット読書術」(p81~)より抜粋
しかし、書評とはハードルが高いものですよね。どう書いていいのか今まで分からなかったので書いていませんでした。
この本では、具体的な書評(読書エッセイ)の書き方が解説されています。
厳密な意味での書評ではなく、自由な形でかける「読書エッセイ」をお勧めします。本を読みながら自分が考えたことを中心に文章にする方法です。
ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座 (著:管家伸)
p69 書評にチャレンジしてみよう より抜粋
かなり細かく、著者の「読書エッセイの書き方」を解説してくれているので、それを真似して書いています。
自分では、割とすんなり読書エッセイ記事を書けていると思ってるのですがどうでしょうか?
文章力、成長の近道は実践しかない
英語を習得する一番良い方法は、外国で生活して実際に英語を話すことだと言われています。ブログも同じです。たくさんの記事を書かないと上手くなりません。習うより慣れろです。語学は実践が勝負です。
ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座 (著:管家伸)
p51 ブログの記事に文章力は必要ない? より抜粋
これは、投稿を続けると誰でも感じるところだと思います。
私も、ブログを再開した2012年に書いた記事は読めたものじゃありませんでしたし、無理やり500文字を書くのがやっとでした。
今となっては500文字だと伝えたいことがまとまらないので公開しようとも思いません。どうやったら相手に伝わる文が書けるか、と考えながら文章作成を続けていくと、文章を書くことに抵抗がなくなってきます。
今の文と、1ヶ月前の文でさえ結構違いますし、時間があったらリライトしたいくらいです。
ネタ切れ…それでもダメなら四行日記
ブロガーの本らしく、日々のネタに困ったときのネタ元になることも書かれていました。その中から、一つ。
文字通り、日記を四行で書くものです。たった4行だけ?と思うかもしれません。各々の行で書く内容が決まっているのがポイントです。
ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座 (著:管家伸)
p92 記事がかけない時は4行日記フォーマット より抜粋
四行日記というキーワードが出てきたので懐かしい気持ちになりました。四行日記、私もやっていたんです。悲しいことに当時の彼女に見られてやめてしまいましたけど。
引き寄せの法則と同じ系統のもので、「なりたい自分になるためにつける、毎日の習慣日記」です。
事実・気づき・教訓・宣言の4行で日記をつけるという部分は変わらないので出自は同じだと思います。
この4行のフォーマットを使って、日々の経験の中からネタをひねり出すというネタ切れブロガーの最後の救済ですねw
ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座を読んで
一つの主題に対して1~2ページでまとまってるのも読みやすくてよかったです。このあたりの文章構成術はさすがブロガーといった感じで、スルスル読めました。
ブロガーの悩み救済
ブログを運営していて必ず通る疑問。「ブロガーあるある」がかなり詳細に解説されていてとても勉強になりました。
- 雑記ブログか特化ブログかどっち?
- ブログのコンセプトどうする?
- 無料ブログとWordPressどっちがいいの?
- ブログを基幹としたミニサイトの作り方
- アフィリエイト以外の収益の生み方
- バズった後の畳み掛け方
- 具体的なプロフィールの書き方って?
このような感じで、今回紹介していないコンテンツも、とても面白くて実践的な内容でした。
実績をあげているブロガーがどういう方法で記事を作成しているんだろう?という視点でみても面白いですよ。
本をたくさん読んでいると、全く別の著者が別々の本で同じことを言ってることがあります。こういうつながりを見つけるのが好きで、良く本を読みます。
そういう箇所があると、信憑性が増します。この本にもそういうものを感じました。
私の中では、とても信憑性が高くて信用できるなーと感じた本でした。ブログを始めようと思っている人はもちろん、今ブログをやっていて悩みを持っている人にお勧めしたいです。
あとがき
以上、成果を出す記事の書き方から人気ブログを作る考え方まで学べる本の紹介でした。
初めて読書エッセイを書いてみましたが、娘の子守をしながらでもそれなりの文量もかけたし満足しています。
ここまでだいたい4時間かかりました。
マサオカ
人気ブロガーになるつもりがない方でも、「ブログ運営における考え方」を学ぶ上で読んでおいて損はない一冊です。