ブログのリンクを作っていると、こんな文字を見たことがあるかと思います。
<a href=”https://blog.oldno07.com/” rel=”nofollow”>マサオカブログ</a>
「nofollow属性」は記事の関連リンクに使うべきと言われていました。これは本当にSEOに有効なのでしょうか。Googleのガイドラインを元に考察しました。
結論から言いますが3つの場合以外は、noffolowを付けてもつけなくても問題ないと判断しました。
- 信頼できないコンテンツ(アダルトサイトなどあやしいもの)
- 有料リンク(Amazonなど)
- クロールの優先順位を下げたいもの(ログイン画面など)
あるとき、WordPressプラグイン「Pz-LinkCard」を使ったブログカードデザインを導入しました。はてなブログのリンクデザインに憧れて、WordPress環境でも再現したかったんです。
※今日はリンクカードについての記事ではないので、詳細は開発者さんのブログを参考にしてください。(https://popozure.info/pz-linkcard)
マサオカ
「Pz-LinkCard」の設定の中で、「外部リンクをnofollowにする」というチェックボタンがあり、nofollowについての疑問が沸いてきました。
この記事のもくじ
「rel=”nofollow”」は今のSEOでは有効なのか?
「利用者を優先して、使いやすくて役に立つコンテンツを作りましょう」というのがGoogleの考えです。
詳しくはこちらの記事「ユーザー目線のSEO!1ヶ月でアクセスPVを18%増やす3つの方法」の「アクセス数を増加させる為にGoogleの考えを理解する」の章で解説していますので御覧ください。
コンテンツに書かれた情報の出展元明記して信用してもらう。これも「ユーザ満足」の向上ですよね。記事の信頼性を伝えるため、参照元のリンクを貼り付けることはよくあります。
マサオカ
nofollow の使用に関する Google のポリシー
「nofollowタグがついたリンクは、辿らなくていいよー」と検索エンジンに教えて上げるものです。nofollow が使われると、Google のウェブ全体の図式からそのリンクが除外されます。
多くのSEO対策が書かれた記事では、「あなたのサイトパワーが他のブログに映らないようにするために、外部リンクにはnofollowをつけよう!」と紹介しています。ページジュースという考え方です。
なぜSEO効果があると言われているのか理由を調べていましたが、どうやら本来のnofollowの扱いって「SEOのパワーが他サイトに映らないようにする」ってものじゃないみたいなんです。
Googleの公式ページに、nofollow の使用に関する方針が書かれています。そこから検索エンジンの意図を考えました。Googleが推奨するnoforrowをつけるケースはこの3つです。
- 信頼できないコンテンツ(アダルトサイトなどあやしいもの)
- 有料リンク(Amazonなど)
- クロールの優先順位を下げたいもの(ログイン画面など)
参照を紹介しておきます。
nofollow の使用に関する Google のポリシーと具体例
次のような場合は、nofollow を使用することをおすすめします:信頼できないコンテンツ: サイトのリンク先のページのコンテンツを保証できない、あるいは保証したくない場合(リンク先が信頼性のないユーザー コメントやゲストブック エントリの場合など)は、このようなリンクを除外します。これにより、サイトが不正行為者のターゲットになることを阻止でき、不正なウェブサイトの PageRank に貢献しないようにできます。特に、コメント スパムでは、特定のコンテンツ管理システムやブログ サービスで信頼できないリンクが追跡されていないことがわかると、それらを攻撃の対象から除外することが考えられます。信頼のおける投稿者を尊重したいのであれば、長期にわたって質の高い投稿を続けているメンバーやユーザーが投稿したリンクから nofollow 属性を自動または手動で削除することもできます。
有料リンク: Google の検索結果のサイト ランキングでは、有料サイトにリンクするサイトについての分析結果も一部考慮されています。有料リンクによって検索結果に影響が生じたりユーザーに悪影響が及んだりしないように、ウェブマスターは有料リンクに nofollow を使用することをおすすめします。検索エンジン ガイドラインでは、有料リンクであることをコンピュータで識別できる必要があるとしています。これは、ウェブ上かどうかを問わずユーザーが金銭関係の有無を知りたいのと同じです(新聞の一面広告に「広告」という見出しが付けられているなど)。有料リンクに対する Google の方針について詳しくは、こちらをご覧ください。
クロールの優先順位: 検索エンジン ロボットは、メンバーとしてフォーラムにログインすることも登録することもできません。このため、Googlebot で「ご登録はこちらから」 や「ログイン」のリンクをたどる必要性はありません。このようなリンクで nofollow を使用すれば、他に Google インデックスへの登録を優先したいページが Googlebot でクロールされるようになります。しかしながら、わかりやすいナビゲーション、ユーザーや検索エンジンにわかりやすい URL など、体系的にサイトを構築するほうが、リンクに nofollow 属性を設定してクロールの優先順位を付けるより、はるかに効果的にリソースを活用できます。
紹介記事にnofollowを付けることにSEOに効果があるか疑問な理由
リンクが除外されるということは、参照元のリンクをユーザーに案内して信頼性を伝えているにも関わらず、クロールロボットにはリンクが見えてない状態です。
丁寧に案内してるのに、Googleには知られない。
マサオカ
今、被リンクの有効性は低くなったとらしいですが、自然発生的に起こった被リンクについては少しは評価されるようです。
これって、nofollowをつけないことがSEOに悪いのではなく、リンクを貼り付けた相手のサイトに「自然発生で行われた被リンク」がついて評価が上がるからやめようって意図なんでしょうか。
相手が上がってしまうから、発リンクを行わないという感じですね。
外部リンクをどう扱えばいいか
「nofollow」でググって出て来る記事が古すぎて、今の方針を解説できているのはGoogleのページぐらいしかありませんでした。信頼性の高い記事がなかったので、この扱い方が自分でもわからなくなってこの記事を書いています。
正しい使い方はこの3つの場合です。以下にあてはまる場合は絶対にnofollowを付けましょう。
- 信頼できないコンテンツ(アダルトサイトなどあやしいもの)
- 有料リンク(Amazonなど)
- クロールの優先順位を下げたいもの(ログイン画面など)
今まで、そんなに気にせずに外部リンクを貼っていました。今までについていたか、つけていなかったかもわかりません。
実際にサイト運営している方は、参照記事のリンクについてnofollowを入れているのでしょうか。引用で対応している人もいるかと思いますが。
なにより、一番の優先は「ユーザー満足」です。そのために偽るような行為を行ったところでメリットは無さそうだと判断しました。
マサオカ
こんばんは、ご紹介ありがとうございます。
ぼくも「nofollow」は基本的に趣味の問題かな、と思っています。
ただし、「サイトの趣旨」によっては、「信ぴょう性の薄いリンクばかりを紹介するサイト」なんてものがあったりすれば使う可能性もあるのかも知れません。
また、「自分の知らない内にリンク先のサイトがドメインを手放していて、そのドメインが今ではアダルトサイトなどに使われていて、リンクを張りっぱなしにしている状態」なんて事が起こりえると思うと、「リンク先は自分とは無関係です」っていうnofollowを入れておきたい方はいるのかなと思います。
では、失礼しました!
コメントありがとうございます!
プラグイン、重宝しております。
確かに、勝手にアダルトサイトになってしまうのを防ぐために、リンクにノーフォローをつけるのは合理的ですね^_^
貴重なご意見ありがとうございます!!